リフォームの流れと確認しておくポイント

リフォームは、自分たちの暮らしに合った、より快適な住まいを手に入れるチャンスです。大きな費用をかけるので、古くなったものをただ修繕するだけでなく、満足して暮らせる住まいにしたいものです。
リフォームを成功させるためには、施工会社へ連絡する前に、施主側の要望を明確にすることが何よりも重要となります。

リフォームを成功させるために、全体の流れと確認すべきポイントを知っておきましょう。

 

リフォーム全体の流れ

住まいに不具合が出てから慌ててリフォームをすると、十分に希望を盛り込めない場合が多くあります。
先々リフォームを考えているなら、計画は早目にスタートさせることが大切です。

リフォームのイメージと目的を固める
ひと口にリフォームと言っても、床・壁・天井など汚損した部分を新しくする「補修」から、浴室・トイレなどを新しい機器に変える「改修」、間取りまで変える大規模な「改装」まで、レベルはさまざまです。最低でもどこを直したいか、できればどこまで変えたいか、要求事項をリストアップしてから情報収集に入ります。

リフォームのための情報を収集する
リフォームのイメージができたら、ネットや書籍・カタログなどで広範囲に情報を集めます。トイレやバスユニット、システムキッチンなど住宅機器の価格や工事費の相場などを中心にチェックしましょう。気に入ったリフォーム施工例の画像や製品のカタログを集めておくと、施工会社と相談する際に具体的なイメージが伝えられます。

施工会社との相談を繰り返し、ショールームなどで具体的な製品を選ぶ
見積もり期間を十分に取ることが、リフォームを成功させるコツです。ショールームなどで製品を具体的に絞り込み、正確な見積もりを出してもらえば、予算に合わせて何を取るか選択することも容易です。施工会社とはできるだけ具体的に細かく相談を重ね、最低2週間は見積もり期間を設けるのがベストです。

リフォームを依頼する
リフォームを依頼する施工業者には、工務店の他に、家具や照明・キッチンなどの住宅機器メーカー、設計デザイン会社などがあります。それぞれにメリットがありますので、特色を知った上で自分に合う施工会社を選びましょう。

 

リフォームの施工会社の傾向

工務店
クロス、建具、電気など、複数の工事業者を管理して総合的に施工を請け負う業者です。リフォーム専門の工務店も多く、クロスやフローリングだけといった小工事から、トータルリフォームまで請け負います。

住宅機器メーカー
給湯機器や照明・キッチンなど、こだわりたい部分やブランドが明確な場合、専門の住宅機器メーカーに施工を依頼することが出来ます。メーカーだけに自社製品には強く、施工に慣れています。

設計デザイン会社
一戸建てリフォームなど大規模工事の場合、設計デザイン会社に依頼すると企画からトータルで相談に乗ってもらえます。設計デザインから施工までを一社で請け負う場合と、設計デザインと施工業者が別の場合があります。

 

リフォームするために確認しておきたいポイント

トラブルを避けるために、チェックしたいポイントがいくつかあります。
「こんなはずじゃなかった」という目に合わないように、事前にきちんと確認しましょう。

工事期間
施工にかかる期間が長引けば、予想外の費用がかさみます。
「できるだけ早く」といった抽象的な約束は厳禁。
引渡し予定日をしっかり定めて契約を交わします。
どれくらいの期間が掛かるのか、いつまでにやってもらいたいかを明確にしましょう。

施工範囲
「当然ここも直してくれるはず」と思った箇所が別工事というトラブルは少なくありません。どの範囲までどう直すのか、施主と施工業者で統一した認識を持つ必要があります。しっかり両者現場に立ち合い、目視で工事範囲を確認してもらいましょう。

追加対応
安いリフォーム料金に惹かれて依頼したら、追加工事が多く結局高額になったという事例があります。提示料金で支障が出ないか、満足できない場合の対応も確認が必要です。追加工事が発生した場合、どのような内容になるのかと、その費用について確認しましょう。

 

リフォームは将来の暮らしをよくする手段

過去の「住宅市場動向調査」によれば、リフォーム当時の世帯主年齢は「60歳以上」が最も多く36.54%、次いで「50歳代」23.6%、「40歳代」21.1%。セカンドライフに向けて、多くの人がリフォームをするようです。また最近は、比較的価格の安い中古物件を購入して、リフォームやリノベーションをする若い人も多いといいます。

リフォームは、将来の暮らしを今より良くするための手段。準備とチェックを怠らず、リフォームを成功させましょう。

 


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